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「大きな温度差」被災地視察の報告会で見えた現実(高知)

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「大きな温度差」被災地視察の報告会で見えた現実(高知)

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地区の青年部が見た被災地
10月20日、高知県高知市にある一宮ふれあいセンターで、一宮コミュニティ計画推進市民会議の10月定例会が開催され、青年部の東北被災地視察報告が行われた。青年部が訪れたのは、宮城県の南三陸町・気仙沼などで、被災地の現状と現地住民の声を元に、南海地震に備えた防災の重要性を訴えた。
東日本大震災
「ここは大丈夫」その油断が死者を増やす。
どんなに小さな川でも津波はのぼってくる。

青年部のメンバーは、被災者から聞いたこの言葉を心に刻み込んでいた様子で、参加者に向け何度も訴え続けた。その理由は津波による死者の数にある。最新の堤防設備や、海の見えない山側の地域の方が被害が大きかったからだ。また、設備は整っていなくとも、年に数回の防災訓練を行っていた地区は多くの人が助かったということも大切なポイントとして語られていた。

地区への愛情。とにかくできることをやりたい。
南海大地震は必ず起きる。もし起きたらこの地区にも必ず津波は襲ってくる。一人でも多くの住民に現実を伝えなければならない。そんな強い想いを抱いて、青年部メンバーは今後、地区の防災イベントでの講演や防災訓練、防災マップの作成などを行っていくという。
東日本大震災
また、こうした活動を通して「これなら実施できる」といった、地区防災のモデルをつくり、一宮地区だけでなく、高知市各所に広めていきたいといった話もでていた。

伝えられない現実。現場を見ていない人との温度差
定例会後、青年部メンバーに話を聞くと、
現地を見た人と見ていない人では非常に大きな温度差を感じる

と、口をそろえて訴えた。

言葉では伝わらない。写真や動画でも伝わらない。現場に行けとも言えない。どうすれば伝わるのか。自分たちの見たこと、感じたことを伝えたいが伝えきれないというもどかしさがそこにあった。
被災地を見て何が駄目かがわかった。何をするべきかもわかった。でもそれを伝えられずに南海地震がおきて同じような被害がでたらと考えると俺たちは耐えられない。

被災地を訪れたメンバー全員が、帰高後に津波の夢をみたという。初めて被災地を見た日は全員が言葉を失いしゃべれなくなったとも話してくれた。高知の地形を考えると南海地震が起これば、津波の被害はもっと大きなものになることが予想されている。
伝わる方法を考え絶対に伝えなければならない。訓練をしておかなければならない。

青年部メンバーの鬼気迫る想い。大きな悲しみを繰り返さない為には地域がその想いに答えなければならない。

外部リンク

高知市地域コミュニティ推進課
http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/21/

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